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ダンス・アーカイヴ in JAPAN 2018 舞踊評論 – 原田広美

日時
2018 年 11 月 24 日(土)開演14:00
会場
新国立劇場中劇場

■モダン・ダンスと現代舞踊の関係性を考える~「ダンス・アーカイヴ in JAPAN 2018 戦後日本の3人の異才たち-藤井 公・若松美黄・庄司 裕-」を媒介に
原田広美(artissue-WEB12 )

日本でも「コンテンポラリー・ダンス」の時代が始まって以降(おおよそ1990年前後から)、特に若い世代を中心に、「モダン・ダンス=現代舞踊」という捉え方が一般的になったと感じられる時期があった。その後、あらためて(一社)現代舞踊協会を中心とする「現代舞踊」の側から、コンテンポラリー・ダンス、舞踏、バレエなどをその範疇(はんちゅう)に入れて再考しようとする動きも、活発化したように思う。そのような「現代舞踊」への周囲からの視線や理解の仕方を含め、その内実を考察するためにも、国内外の舞踊の歴史を踏まえつつ、今回の催しを見てゆきたい。

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