平成27年度 時代を創る現代舞踊公演 優秀賞・奨励賞・群舞奨励賞

2015.09.17

平成27年9月8日~10日の3日間にわたり、渋谷区文化総合センター大和田 さくらホールにおいて、文化庁委託事業「平成27年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」として行われました「2015時代を創る現代舞踊公演」への出品作品を厳正に審査し選考いたしました。
※「時代を創る現代舞踊公演 優秀賞」は、「奨励賞」「群舞奨励賞」の既受賞者より選出されるより優れた賞として2012年に制定されました。※「時代を創る現代舞踊公演 奨励賞」「時代を創る現代舞踊公演群舞奨励賞」 は、既受賞者は対象外です。

一般社団法人現代舞踊協会制定 平成27年度 時代を創る現代舞踊公演 優秀賞 菊地尚子


受賞理由
作品「境界線上のヘヴン」 緻密な構成で、人間の心情を鮮烈に身体で表現した。
略歴
幼少より北井一郎に師事。独立後自身のカンパニー705 Moving Co.と、スクール705 Dance Labを主宰。現代舞踊協会制定ジュニア賞、明日の新人賞、新人賞、奨励賞、優秀賞(三年連続)受賞。東京新聞主催全国舞踊コンクール第1位・文部科学大臣奨励賞を受賞、創作部門第3位。文化庁芸術家在外派遣員として約三年間渡米(NY)。NYで活躍する様々なスタイルのカンパニーとダンサーとして仕事をしながら振付家としても活動。毎年新作を発表し続け創作活動に邁進しながら、単独のカンパニー公演を催し独自の世界観を展開中。また子供から大人まで後進の指導にも力を注ぎ、近年はコンクール1位入賞者などを輩出し、2015年は各コンクールにて指導者賞を受賞している。

一般社団法人現代舞踊協会制定 平成27年度 奨励賞 池田素子


受賞理由
作品「午後8時 –男と女とピアニスト–」 都会的センス、新鮮な空間構成で洒落た作品に仕上げた。
略歴
受賞歴多数。後進の育成にも関わり最優秀指導者賞も多数受賞。国内外で自作品を上演し、海外アーティストとのコラボ作品も多い。文化庁新進芸術家支援制度により1998年~1999年と2013年~2014年にNYにて研修。また近年は解剖生理学も学び続けている。フランクリンメソッドエデュケーター、ナーラーヨガナビゲーター。M.DanceScene主宰

一般社団法人現代舞踊協会制定 平成27年度 群舞奨励賞  米沢麻佑子


受賞理由
作品「帰る。」 確たる構成で、群舞のエネルギーを際立たせた。
略歴
黒沢輝夫・下田栄子に師事。これまで、全国舞踊コンクール等において第1位を6回受賞。平成18年度文化庁新進芸術家在外研修員として渡米(NY)。平成21年度現代舞踊協会制定奨励賞、平成27年度中川鋭之助賞(東京新聞制定)受賞。2014年新人ベスト1振付家(オン・ステージ新聞選出)。自身の創作活動に加え、様々な振付家の作品に主要ダンサーとして出演。筑波大学大学院人間総合科学研究科博士前期課程修了。現在、東京藝術大学教育研究助手。筑波大学非常勤講師。