第30回 江口隆哉賞及び江口隆哉賞に係る文部科学大臣賞

2013.03.14

江口隆哉賞及び江口隆哉賞に係る文部科学大臣賞 能美健志


「LISSAJOUS」 撮影:松本和幸

受賞理由
「White Reflection」「AQUA」と劇場型野心作のあと、昨年はソフトで軽妙なデュオ「リサージュ」を再演、その多才と領域の広さをあらためて証明した。
※「LISSAJOUS~リサージュ」
於:2012年10月20日・21日 関内ホール
主催:関内ホール管理運営共同事業体 ダンス・イン・ライフ・ヨコハマ
略歴
モダンダンスを望月辰夫、クラッシックバレエを橋浦勇に師事。
1993年埼玉国際創作コンクール第一位グランプリ。
1994年現代舞踊協会ベストダンサー賞、全国舞踊コンクール創作部門第一位。
1997年「能美健志&ダンステアトロ21」立ち上げ、国内及び海外で公演を行う傍ら、新国立劇場、バレエ団、海外のダンスカンパニーにも作品を提供している。 また、TVドラマ、オペラ番組などの振付も手掛けている。
現在、大学やダンス専門学校等の講師、振付法、作品を提供しながら、ダンスを通じた 人間教育など、後進の指導にも力を入れている。

江口隆哉賞 森山開次


「曼荼羅の宇宙」第二部「虚空」より 撮影:鹿摩隆司

受賞理由
「曼荼羅の宇宙」の舞台では、従来からの強靭にして個性あふれる身体表現法をいっきょに開花させ、密教にからむ特異なアジア的宇宙の描出に成功した。
※「曼荼羅の宇宙」
於:2012年10月17日~21日 新国立劇場小劇場
主催:新国立劇場2012/2013 SEASON DANCE
略歴
1973年神奈川県生まれ。
2001年自身の演出振付によるダンス作品の発表を開始。
2003年「弱法師」以降、能をモチーフとした作品を継続して発表。
2005年「KATANA」をニューヨーク、モントリオールにて発表。
2007年ヴェネチアビエンナーレ・ダンス部門招聘、「The Velvet Suite」発表。
2012年「曼荼羅の宇宙」発表。国内海外公演多数。
ダンス公演のみならず、演劇・映像等幅広い媒体での身体表現に、積極的に取り組んでいる。