第36回ニムラ舞踊賞受賞者決定!
2016.07.13
平成28年5月31日(火)、第36回ニムラ舞踊賞受賞者が決定いたしました。
【受賞者】 馬場ひかり
【授賞理由】 2015年11月の芙二三枝子現代舞踊公演において、自作のソロ『宙花(そらばな)』を踊り、みごとに整えた肉体を広大な宇宙空間を思わせる舞台装置と融合させ、透徹した精神世界を出現させた。多年にわたり「いのち」をテーマに創り続けた諸作品の成果、芙二三枝子舞踊団における活躍も評価される。その功績を讃え、第36回ニムラ舞踊賞を贈る。
【受賞者プロフィール】
◆東京都生まれ。
◆幼少よりモダンダンスを芙二三枝子(第4回ニムラ舞踊賞受賞者)に師事。
◆芙二三枝子舞踊団公演に多数参加、また、アメリカ公演 (1978年)、ロンドン公演 (1980年) など、 海外公演にも参加。
◆青山学院大学英文学部英米文学科卒業。
◆1980年、文化庁派遣芸術家在外研修員として渡米。ニューヨークのジュリアードスクールで学び、 同舞踊科卒業。
◆1983年にHIKARI BABA DANCERS(ヒカリ・ババ・ダンサーズ)を結成し、ニューヨークを中心に、 ダンサー、振付家・芸術監督として活動する。
◆1999年、帰国して馬場ひかりダンスプロジェクトを結成し、日本での舞踊活動を開始、俳優座劇場、 新国立劇場などで、作品を発表し、精力的に創作活動を行うとともに、芙二三枝子舞踊団副芸術監督、 また同研究所の副所長として、後進の育成にも力を入れている。
◆現在、馬場ひかりダンスプロジェクト主宰、芙二三枝子舞踊団副芸術監督、芙二三枝子研究所副所 長、日本女子体育大学非常勤講師。
<主な作品>
『プライベートボディ』(2001年) 『宇宙卵』(2001年) 『星辰譜』(2002年)
『猿と女とサイボーグ』(2002年) 『福音』(2002年) 『ゆきてかえらぬ』(2003年)
『熱帯幻想』(2003年) 『夜叉ケ池』(2007年) 『神話のデモンタージュ』(2008年)
『PASSION』(2010年)
<主な受賞>
◆1979年 現代舞踊協会新人賞
◆2002年 舞踊批評家協会新人賞
◆2013年 現代舞踊協会〈時代を創る現代舞踊公演〉群舞奨励賞
授賞式:平成28年8月30日(火)午後1時30分から
場 所:諏訪市図書館視聴覚ホール
一般公開いたします。入場無料 (申込不要)。
式典後、受賞者のトークショーを予定しています。